タワーパソコンのメリット、デメリット

タワーパソコンって大きなイメージがあると思います。でもそれにはしっかりとした理由がありメリット、デメリットも存在しています。ここではそんなゲーミングPCの標準サイズにもなっているタワーパソコンの魅力に迫っていきたいと思います。

まずタワーパソコンはモニターで本体が分離しています。主に机上に置いたりデスクの下に設置して使うケースが多いですよね。筐体サイズが大きく拡張性に優れているのが特徴的です。サイズに小さいコンパクトミニタワーに比べるとパワーを大きく発揮できる効能製なパーツを多く搭載できるのも魅力の一つ。

さらに内部が広い空間のため拡張性、冷却性、メンテナンス、カスタマイズ性に非常に優れています。

タワーパソコンのサイズ

タワーサイズと呼ばれるパソコンの主な大きさは幅が20センチ程度、高さは40〜50センチ、奥行き50センチ程度のパソコン本体をタワーサイズと呼ぶことが多いです。実際にタワーパソコンの明確な定義はないとされておりパソコンケースのサイズによって分類されているケースが多いです。

そしてタワーパソコンよりも小さくなってくるとミニタワー、コンパクト、スリムタワーなどと呼ばれます。

タワーパソコンは非常に大きな内部を領域があるのでコンパクト、ミニタワーでは設置できないパーツ類などを多く搭載可能となります。また数年使った後にパーツを取り替えたい時にも内部領域が広いのでパーツ同士の干渉が起こりにくい性質を持っています。

タワーパソコンのメリット

タワーパソコンのメリットとして複数のポイントがありますので解説していきたいと思います。

高性能パーツが搭載可能

デスクトップパソコンは様々なサイズがありますがタワーパソコンクラスになると非常に拡張性に優れた内部領域を保有しています。パソコン内部が広いとスペースを活かした様々なカスタマイズ、パーツ構成が可能となります。

ゲーミングPCになると必ず高性能なグラフィックボードを搭載するようになります。例えばGTX980は非常に大きなグラフィックボードの一つです。そんな大きなグラボも余裕を持って他パーツと干渉せずに設置することが可能です。

内部領域が広いということは排熱性にも優れていることになり複雑な処理によってグラフィックボード、CPUに負担がかかると温度が上がりますが余裕を持って排熱して快適にゲームプレイを楽しむことができるのが魅力です。

冷却性能が高い

パソコンパーツというのは性能が良い物ほどパーツ自体の大きさが大きくなっていく傾向があります。また消費される電力もそれに伴い大きくなります。ですから当然、発熱量もあがります。

タワーパソコンように内部スペースに余裕がないと熱を逃がす機能が弱くなってしまいパソコントラブルの火種になります。

しかし、タワー型の大きさがあれば冷却ファンを設置してパソコンを冷やす空間も作ることができます。一般的に搭載されているファン以外にも複数のファンを設置可能となり小さいパソコンケースでは難しい快適な排熱処理をする空気の流れを作れるのもタワーサイズのパソコンのメリットの一つです。

静音性が高い

ケースが大きいほどスペースに余裕ができます。これはより大きな冷却ファンを搭載できることにも繋がります。冷却ファンは小さいものより大きなタイプの方が静音性が高いと言われています。

理由は同じ風量を作りだすにしても小さいファン、大きいファンでは回数が少なく同じ風量を作り出すことができるため結果として静音性にも繋がります。

そしてタワーサイズになるとファンを搭載しないファンレスタイプの冷却装置も搭載可能になります。これはファンを回さない仕組みでパソコンの排熱処理をするので音がしません。非常に快適なゲームプレイが可能となります。

また静音性のメリットはゲーム実況などをやる方にも最適です。理由として品質の低いマイクを使ってしまうとマイクがフォンの音を拾ってしまうケースがあります。しかし、静音性が高ければ録画をしてもマイクにフォンの音が拾われずに視聴者にもストレスを与えずに済みます。

実はコストパフォーマンスが非常に良い

パソコンは小型化させるほどにコストがかかると言われています。つまりパーツ自体の小型をあまりする必要がないタワーサイズになると同じ性能のパーツでも小型化されていないパーツを利用することが可能です。

これはパーツ価格に大きく反映されてきます。
そして、より高性能なパーツは小型化させることが難しくタワー型サイズほどの内部領域がないと搭載できないケースも多いです。小型ゲームPC、タワーサイズゲームPCと比較するなら圧倒的にタワーサイズPCの方がメリットが大きいです。

さらにパソコンは小型化させるほど、不具合も生じやすくなると言われています。その理由は多くありますが排熱処理が上手くいかない…、トラブルの起きたパーツの取り換えが困難になるからです。

カスタム、メンテナンスがしやすい

ケース内部領域が広いので容易にパーツの交換、取り付けが可能となります。これはミニタワー、スリムタワーにはできないメリットです。

どうしてもパソコンケースには長年利用していると埃が溜まってしまいます。その埃を放置していると冷却ファンの回転を妨げたり、発熱処理が上手くいかないなどのトラブルになります。

しかしタワー型PCであればメンテンナスをする際も小さいパソコンに比べて格段に作業がしやすく埃なども取りやすくなっています。

タワーPCのデメリット

タワーパソコンの大きなデメリットに上がるのが筐体の大きさです。やはり設置するスペースが狭く限られている場合にはタワー型パソコンを置けません。ある程度のスペースと空気の流れが良い場所に置いた方がパソコンにとっても良く、高寿命に繋がります。

そしていくら、カスタマイズ性、メンテナンス性が優れていても正しい知識がないと難しいです。こういった面がタワー型パソコンのデメリットと言えます。

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